国籍当てクイズ後編(言語編)

前編で書いた、サイゴンのローカル食堂で尋ねられた、

「Are you *****?」

の、質問。

今回は、

「Are you 🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿 English?」

だった。

いや、嘘じゃなくて、

ホントに笑

「違うよ。」と言うと、

続けて、

「No? ...then, 🇬🇧 British?」

いや、嘘じゃなくて、

ホントに笑

前編で散々母国愛を書き連ねといて恐縮ですが、
今回は正答 🇯🇵ではなく、やや珍しい誤答。

あるある誤答の 🇨🇳 🇰🇷ではなく、🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿 🇬🇧でした。

珍しいとは言ったものの、🇬🇧が出てきたのは初めてではなく、
🇬🇧は、🇯🇵 🇨🇳 🇰🇷に続いて4番目に多い回答。

(🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿は5番目だけど、相当少ない。ほんと数回レベルしかないと思う)

これは、正答 🇯🇵が来るのと、実は同じくらい嬉しい。

それは別に、私が英国や英国人に憧れをもってるとか、そういうことでは全然なくて、
第二言語学習者なら、自然な感情だと思っている。

英語に限らず、フランス語にしろ韓国語にしろ、当然日本語だって、
学習中の言語が、まるで母語を話しているように聞こえるなら、

それは誰だって嬉しいんじゃないだろうか。

なぜ「British」っぽく聞こえるのか

英国賛美者ではないと言ったものの、

私は長い間、British accentを積極的に学習してきた。

20代の頃は、池袋や渋谷のHMVで買ってきたRadiohead、Blur、The Libertinesあたりの、イギリス南部出身バンドのインタビューDVDを毎日観てた。

ほんと、文字通り毎日。

あとは『Quadrophenia』。

昔の映画だったけど、2000年代に観ても古臭く感じなかった。

当時はまだYouTubeもなかった時代だから、気に入ったDVDを永遠リピート。

その頃はすでにロンドンに長居したあとだったから、
郷愁の思いもあったのかもしれない。

いずれにせよ、主体的に英語を学習し出した時点で、私はすでに、
日本で一般的なAmerican accentではなく、
British accent、もっと言ったらSouthern English accentを好んで学習していた。

なので私の英語には、少なくとも米語らしさはほぼ無いだろうし、
確かにBritish的な響きがあるのかもしれない。

反対に、日本の英語教育や英語教材は、かなりAmerican accent寄りだから、
🇯🇵と🇬🇧、両方に理解のある方は、

「ん。こいつ、外見は日本人だけど、日本人が話すAmerican accentじゃないな。
ってことは🇬🇧人?」

ってなるのかな、と思う。

これはUKと関係が深い、お隣のアイルランドを旅してるときも、現地のアイルランド人に、

「British?」

って聞かれたし、

オーストラリア人にも聞かれたことを覚えている。

(UK内で間違われたことは、さすがに一度もない。。。)

「British」と判断するということ

実際のところ、特にロンドンには、もうあらゆるバックグラウンドの人がいるから、
東アジア系の外見でnative London accentを話しても、全く違和感はない。

むしろ、nationalityを外見だけで判断すると、失礼になる場面も往々にしてある。

最近も、LAのチームに所属する著名なプロバスケットボール選手が言ってた。

「誰が何を言おうが僕は日本人なので。」

そりゃそうだ。

人種やルーツがどうであれ、
日本で生まれて、日本で育って、日本の教育を受けた人が、
自分を日本人だと認識することに、何の不思議もない。

国籍や民族的なルーツとは別に、文化的・社会的な背景から形成されるidentityもある。

私はそう思う。

私をBritishと判断する人は、
人種や顔立ちではなくて、文化的な背景を手がかりにしている人なのかもしれない。

(でもそしたら、Yes / No質問じゃなくて、「Where are you from?」って聞くか笑)

最後に

今回の、

「Are you English? Then, British?」

は、残念ながら誤答ではあったが、

私は今後も、日本人として日本人らしく、

British味のある英語を話しながら、

旅に邁進していく所存なのである。